モカシン


モカシンとは

モカシンとは、甲と底の革が1枚で出来ているスリッポン状の靴でアメリカンインディアンが履いていました。本来はアッパー(靴のソール部分より上の、足の甲を覆う部分)と甲部分を縫い付けてある製法の靴の事を言います。

モカシンには、TPOに合わせて何種類かのものが作られており、「キャンプモカシン」や「ハイキングモカシン」「ドライビングモカシン」などが代表的です。これらは主に男性が着用しているモカシンで、ソールの製法、靴ヒモ(シューレース)、鳩目(アイレット)の組数など、モカシンと呼ぶにふさわしく細かな定義がされていることが多いです。
2010年前後から、モカシンは女性にも人気があり、最近ではハリウッド女優のリンジーローハンやケイトモスが履いていて話題になった「ミネトンカ」のモカシンが一躍ブームとなりました。
意外なところでは、素敵なモカシンデザインのYuketen(ユケテン)と言うアメリカのブランド靴メーカーは、日本人のユキ・マツダ(Yuki Matsuda)氏が企画をしています。

モカシンのメーカーでは老舗のラッセル モカシンが1898年創業で、モカシンの歴史は非常に古く、海外にはたくさんのモカシンシューズメーカーがあります。そんな歴史の深いモカシンでありながら、価格はミネトンカでは一万円以下と、ハンドメイドの風合いを楽しみながら手頃な価格の靴です。

モカシンは一枚革の靴

キルティーアンビーデッド レザーフリンジモカシン

インディアン・モカシンとも言う「モカシン」は、もともとは、北アメリカのインディアンが履いた、ヒールのないスリッポン式の靴の総称です。
「モカシン」という言葉は、北アメリカ東北部に住んだ先住民のアルゴンクィアン族の「マカック=小さな袋」に由来すると言われてますが、「一枚の皮で足を包む」という意味だという説もあるようです。そして北アメリカだけでなく、世界中に、伝統的な履物として「一枚皮の靴」があります。
例えば、ノルウェー式のノルウィージャン・モカシンというのもありますので、一般的に一枚革の靴の代名詞として「モカシン」という言葉が使われているようです。

モカシンには、ビーズ刺繍などをはじめ、様々なオプションを付けることもできます。インディアン・モカシンのビーズ刺繍では、森林インディアンのオジブワ族、イロコイ族は花柄が多く、平原インディアンのスー族、シャイアン族は幾何学模様を好んで使っていました。靴底までビーズ刺繍したものもありますが、これは実用的ではなく、死者の埋葬品として作られたようです。

砂漠インディアンのナヴァホ族、プエブロ族が履いていたブーツタイプのモカシンには、ビーズ刺繍は見られません。以前は、あるメーカーがモカシンの手作りキットも販売しました。シンプルな作りのモカシンだからこそできたことでしょう。

モカシンの縫製

モカシンの形はUチップ(甲靴の先端がUの字になっている靴)になっていて、甲部分を縫い付けるU字の皮の事を「モカ」と言います。その縫い合わせ方は5種類あります。(※モカの端と本体をつまんで縫い合わせた部分を「モカ部」と言います。)

乗せモカシン縫い

乗せモカ縫い
モカを甲部分に乗せて上下に縫い込む方法です。
モカに異素材を使用し縫製されたモカシンをいくつか見ましたが、モカシンではほとんど見かけません。

落としモカシン縫い

落としモカ縫い
甲部分を内側に入れ込んで上下に縫い込む方法です。
モカシンではほとんど見かけない縫製です。

合わせモカ縫い

合わせモカ縫い
モカを甲部分に乗せて本体と端を重ね合わせたら、モカ部を横から縫い合わせる方法です。
ハンドメイドモカシンではよく見られる縫製です。

ヘビモカ縫い

ヘビモカ縫い
本体の端の部分を立て、その部分をモカで包み込むようにしてモカ部を横から縫う方法です。
ハンドメイドモカシンではよく見られる縫製で、合わせモカよりも丈夫で仕上がりがきれいです。

すくいモカ縫い

すくいモカ縫い
モカを使用せず本体とモカが一体で、すくうように縫ってモカ部を作る方法です。
熟練した職人の技術が必要となり、この方法で作られたモカシンは大変高級です。

キャンプ モカシン

ラッセル モカシン

ラッセル モカシン オレンジ

イーストランド

キャンプ モカシン(キャンプモック)とは、その名の通り、山や川へ行く時のモカシンシューズの事です。 一見するとデッキシューズに似ていますが、目的別でソール(靴底)に各々違いがあります。 キャンプ モカシンはソールがゴムでできており、滑らないよう小さな突起があります。 そしてキャンプモカシンは、アイレット(鳩目)は1組が多く、シューレース(靴ひも)がサイドから踵、甲へとグルッと一周しています。


モカシン パンプス

聞きなれないこの言葉「モカシン パンプス」って一体何だと思いますか?
若い女性に人気のこの靴は、その言葉通り、モカシン デザインのウェッジヒールパンプスの事です。
男性には邪道だと怒られてしまいそうですが、履いてみると意外に可愛い。
価格もネットでは2000円位からあるので一度チェックしてみてくださいね。

ユケテン YUKETEN

ユケテン YUKETEN ユケテン YUKETEN

モカシンやデッキシューズで有名なユケテン(YUKETEN)。
そのデザインは1985年より日本人、Yuki Matsudaが手掛けている、世界中から賞賛されるモカシン等の靴と鞄のクラシックアメリカンブランドです。
ユケテン YUKETENのラインナップはこちらユケテン YUKETEN

モカシン ブランド

ミネトンカ

【MINNETONKA ミネトンカ】
リンジーローハンやケイトモスなど、多くのハリウッドスターが愛用して人気に火が付いたミネトンカのモカシン。 インディアンモカシンの老舗ブランド、MINNETONKA(ミネトンカ)の創業は1946年。やわらかな良質の本皮レザーを伝統的な製法で、職人がひとつひとつ手作りでモカシンを製作しています。 そのため、一足ごとに微妙に風合いが異なり、同じものは2つと無い、履いていくほど味わいが出てくるのも魅力の一つです。 上質素材なので長年愛用出来ますし、履き心地は文句なし。 ロングフリンジや3段フリンジタイプ等が人気のモカシンです。
モカシンの価格:1万円以下中心。モカシン ミネトンカのラインナップはこちらミネトンカのモカシン

ラッセル モカシン

【RUSSELL MOCCASIN ラッセル モカシン】
1898年、アメリカのウィスコンシン州でWill Russell氏によって設立。 森林伐採作業に従事するきこりのためにブーツをハンドメイドで作ったのが始まり。 その高い品質が評価されるようになりラッセル モカシンの名は瞬く間に広まる。 1923年、153日間かけて1800マイルにおよぶ非常に険しいルートを徒歩で旅行したR.B.Slatter氏がラッセル モカシンのブーツの素晴らしさを報告しています。 過酷な旅路に持ちこたえた携行品は、ラッセル モカシンのブーツだけだったそうです。 ラスト(靴型)の制作、皮の裁断から縫製にいたるまで全プロセスがオールハンドメイドのラッセル モカシンならこの価格も納得。
モカシンの価格:4万円台から7万円台中心。ラッセル モカシンのラインナップはこちらラッセル モカシン

アロー モカシン

【ARROW MOCCASIN アロー モカシン】
1951年、アメリカのマサチューセッツ州でRON OUELETTE氏によって創業されたハンドメイド・モカシンブランド。 その靴は代々、オゥレット家によってハンドメイドで作られており、現在もネイティブアメリカンの伝統が守り続けられています。 アロー モカシンでは靴の原点、一枚の革を縫い縮めるだけで出来るモカシンを良質の分厚い革で縫い上げられています。 英国のタナーで専用に鞣されたオリジナルレザーで、革の厚さは1/4インチもの良質のスイスハイドを使用。 仕上げのステッチングワークには最上級のダウン糸を使用し、丁寧に縫い込まれています。 驚く程の耐久性と、優れた通気性と柔軟性を備えたアロー モカシンの靴は、唯一無二のクオリティを誇っています。
モカシンの価格:4万円台中心。アロー モカシンのラインナップはこちらアロー モカシン

イーストランド

【EASTLAND イーストランド】
1955年、アメリカのメイン州で創業されたイーストランドは創業以来、厳選した素材を使用し、熟練した職人によるハンドメイドのモカシンシューズを生産。 アメリカ製のライン「MADE IN MAINE USA COLLECTION」は創業55周年を祝して2010年に発表されました。 長い歴史や技術、経験を活かし、誇りを持ってメイン州で一足一足丁寧に仕上げられてるモカシン。
モカシンの価格:3万円台中心



ブッテロ

【BUTTERO ブッテロ】
1974年、MAURO SANI氏によってBUTTEROブッテロは創業されました。 BUTTEROとはイタリア語でトスカーナの沼沢地の牛飼いを意味しており、言わばカウボーイのイタリアンバージョンです。 創業から、トラディショナルブーツや乗馬ブーツ、モカシンなど、様々なブーツやモカシンを製作しその名を広めていきました。 使用されるレザーは、トスカーナ郊外で加工されたナチュラルタンニングレザーで、伸縮も少なく、頑丈で重厚、小傷等は使用しているうちに消えていきます。
モカシンの価格:3万円台中心